30歳目前でアパレルの販売職からメーカーの事務職に転職した体験談

アパレルの販売職といえば、若い女性に人気の仕事のひとつですよね。かく言う私も、大学卒業後にアパレルショップの販売職に就職した1人です。

就職したての頃は好きなショップの服に囲まれて、大好きな接客業に携われるなんてラッキーと思っていたのですが、27歳を過ぎたあたりから漠然とした不安を感じ始めました。

そして、環境を変えるなら20代のうちが良いと思い、30歳を目前にして転職を決意。事務職にターゲットを絞り、どうにか転職を成功させることができました。

転職を決意した詳しい経緯やハローワーク・転職サイト・転職エージェントといった転職サービスを使った感想など、販売職から事務職へ転職を成功させた体験談を紹介します。

30歳目前でアパレル販売員から事務職への転職を決意!

華があるアパレル業界の販売職ですが、実際に働き始めると「30~40代になってもここで働いてる自分がイメージできない」と思う出来事が多々ありました。

1つは年齢にともなう容姿の変化です。20歳そこそこの若い人をターゲットにしたブランドの場合、自分がそのショップの店の服を着ても似合わなくなってくるのです。いわゆる若作り状態で売り場に立つのは、正直苦痛。しかも毎年どんどん若くて可愛い子が入って来るので、なおさら自分の存在価値に疑問を持ってしまいました。

先輩方を見ても、正直ここでキャリアを築くという選択はないなと思いました。運良く店長にステップアップしても、それは肩書だけで旨味はなし。売り場に立つ時間が多少は減ったとしても、そのぶん残業は増え、かといって年収が増えたという噂は聞きません。しかも自分はその店長のポジションにさえなれないという可能性の方が高いのですから、不安しかありません。

体力的にキツくなってきたのも販売職を辞めようと思った理由でした。売り場での立ち仕事に加え、バックヤードでは思い荷物を運んだり持ち上げたりして結構体力を使うのが販売職です。20代後半に入ったころには、私は腰痛持ちになっていました。30代に入ってもこの体力が維持できるとはとても思えなかったです。

こういった理由が重なり、はっきりと転職を決意したのは28歳でした。

パソコンスキルがないのが不安‥資格取得も同時進行で

販売職を辞めたら、30~40代になってもずっと働き続けられる職種に就きたい‥。そして、体力を使う仕事はもう嫌だ。そんな私が狙った職種は事務職でした。

しかし、そこでまた不安の種が。販売職でしか働いたことがないので、パソコンスキルがほとんどないのです。販売職でも在庫リストなどをエクセルで見ることはありましたが、事務職と比べたら微々たるものでしょう。また、いわゆるオフィスマナーを理解していないという点も不安でした。

傍から見ればたいしたことない問題かもしれませんが、当時の私にとってはかなり大きなコンプレックスです。そこで、転職活動と並行して資格勉強もしました。取得した資格は、パソコンの基本スキルがある証明になると評判のMOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)のwordとExcel、そして秘書検定2級です。

結論から言うと、これらが決め手となって転職に成功したとは言えませんでした。しかし、自分に少しでも自信をつけるという意味では取得して良かったと思います。はじめからスキルがある人なら必要ないかもしれませんね。

ハローワークや転職エージェントを駆使して転職活動開始

在職中に資格勉強をしながらということもあって、私の転職期間は1年以上かかりました。一般的な転職期間は数か月程度なので、平均よりもかなり時間がかかっています。その間には、ハローワークや転職サイト、転職エージェントといった知っている転職サービスはすべて利用しました。

結果から言ってしまうと、新しく会社を立ち上げたというアパレル関連のメーカーに知り合いの紹介で入社してしまうのですが、そこも無条件で入れたわけではありません。ハローワークや転職サイトなどを活用した、山あり谷ありの転職活動が功を奏したと思っています。では、具体的なエピソードを紹介しましょう。

ハローワークで痛い目にあう

転職活動で最初に利用したのは、ハローワークでした。対面式で仕事を紹介してもらえるので、不安をいろいろ解消できると思ったからです。しかし、自分にとっては良い体験になりませんでした。

まずは人が多くて待機時間が長い!20代の若い人から中高年層まで、年代を問わずごった返すように人が押し寄せていて、待機する場所に人が入りきらないほどでした。何時間も自分の順番を待ち続け、いよいよ仕事の相談へ。しかし、担当者には冷たい言葉を投げかけられるばかりでした。

先述の通り私はパソコンスキルなどに自信がなく、それを担当者の前で前面に出してしまったことが原因かもしれません。「これもできないの?じゃあ何ならできるの?」「そんなんじゃ事務職は無理でしょ」という言葉を投げかけられた末に、かろうじて紹介された仕事は販売職以上に給料が安い‥。

正直、これでは暮らしていけないという仕事ばかりなのでハローワークは1回で行くのを辞めました。しかし1度登録してしまったということもあり、その後も定期的に連絡が来ました。気にかけてくださっているのですから悪い場所ではないのでしょう。しかし、自信がないという態度を前面に出してしまった私とは相性が悪かったようです。

求人応募のメインは転職サイト!でも不採用続き

ハローワークを諦めた私は複数の転職サイトに登録。何時間も待機しなくて良いので時間の無駄がない、担当者に嫌なことを言われないという点でとても快適に利用させてもらいました。

しかし、内定をもらえるかというとそれはまた別問題で‥。7社応募したうち、3社は面接までこぎつけましたが、すべて不採用でした。ここで痛感したのが、面接対策の未熟さです。

対話形式の一般的な面接だけで終わった会社は1社しかなく、残りの1社ではいわゆる圧迫面接をされ、もうひとつの会社では訳が分からない適性テストのようなものを受けることになりました。

調べてみると、今は圧迫面接用の対策がたくさんネットに出回っていますね。私は面接官が一切笑わず睨み付けてくるという圧迫面接を受けたのですが、それも定番のようです。適性テストもその業界では珍しくないことだったようで、企業研究が足りないことを反省しました。

転職活動の平均応募者数は6~10社とされているので、決して私はたくさんの会社に応募したわけではありませんが、自分1人で転職活動を続けることに限界を感じ始めていました。

転職エージェントで職務経歴書の書き方のアドバイスをもらう

企業に採用してもらうには自分という商品を上手く売り込まなければいけない、でも自分に自信が持てないからPRができない。そんな悩みを解決するために登録したのが転職エージェントです。

面談日では、またキツイことを言われたら嫌だなとは思いつつ、相次ぐ不採用続きでさらに自信消失していたので正直にスキルのなさを打ち明けました。それを踏まえて職務経歴書を見てくれたのが、転機となりました。

例えば“備品の在庫管理”としか書いていない業務内容でも、管理リストや備品発注書のフォーマットを見やすく手直ししたことがExcelを使った業務をしたというPRになるというように、スキルを掘り下げて見直すきっかけをくれたのです。

自分から「たいしたスキルじゃない」と切り捨てるのではなく、上手くアピールするにはどうすれば良いかという視点をくれました。

また、面接も自信が持てなくなっていたのですが、「話し方自体に問題はありませんよ」というように自信をつけてくれました。

結局、転職エージェントで仕事は紹介してもらえなかったのですが同時期に知り合いから仕事を紹介してもらい、そこで採用されました。

採用の決め手は、エージェントに添削してもらった職務経歴書と面接に対する自信だと思っています。なので、結局エージェント経由で転職しなかったのはすごく申し訳なかったです。

念願のアパレルメーカーの事務職に転職成功

転職先の会社は社員30人にも満たない零細企業でした。そのため事務職と言っても一般事務や営業事務といった区別がなく、オフィスでやる業務はすべて任されました。カタログの校正といった一般的な事務職ではやる機会がないであろう業務にも携わることとなり、かなり異色な業務内容でしたが、アパレル関連のメーカーということで前職と同じ業界に居続けられたのは嬉しかったです。

気にしていたパソコンスキルですが、実際に働き始めたら特に問題なかったです。基礎的なことさえ押さえていれば、あとは社内のルールに従う柔軟性の方が大事だと感じました(逆に自分のルール以外は許せない人は、長続きせずに辞めていきます)。同じく販売職から事務職に転職を考えている人の参考になれば幸いです。